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【今流行りのチニングとは?】目からうろこ!?クロダイ(チヌ)の意外な釣り方と初心者おすすめアイテム(ロッド・ルアー)10選

2021/11/01 (ライター:釣吉まーくん)

この記事では今巷で流行のチニングについて、そもそもクロダイ(チヌ)とはなにか?チニングとは何か?
釣るために必要なロッドやルアーの選び方、また初心者におすすめのタックルを紹介したいと思います。

(参考)筆者のプロフィール

・釣り歴は25年

・対象魚種は淡水ではブラックバス、ニジマス、イワナ、ヤマメ、ウグイ、鯉
 海では シーバス、クロダイ、タチウオ、アジ、サバ、ハゼ、キス
 淡水魚は25年ほどで海は10年くらい経験

・基本的には陸からのほうが多いですが、ボートで行くときもあります。ルアーと餌どちらもやります。

・山形県の野池は地元なので野池に詳しく、20年以上野池で釣りを楽しんだので得意です。

・関東に来てからは霞水系の釣り場に10年ほど通っています。得意なのは新利根川と横利根川と牛久周辺です。

 海は横浜の根岸湾、杉田臨海緑地の超マイナー場から逗子方面のメジャーなところもよくいきます。

 タチウオの釣りとクロダイ、シーバスの釣り方のコツもいろいろ持ち合わせています。

・釣り具屋さんにもほぼ毎日いき情報収集と新製品のチェックは欠かさないのでそのあたりの知識も豊富です。

 

1.クロダイ(チヌ)の習性と生態

クロダイはスズキ目タイ科の魚で日本列島全域に広く生息しています。

関東ではクロダイ。関西ではチヌと呼ばれます。

最大で全長70センチをも超えるといわれていて、

50センチを超えてくる大物の事を、黒鯛師(黒鯛釣りに人生を捧げている釣り人)から

いつ生まれたのか推測できないという理由から【歳ナシ】などという愛称で呼ばれた呼んだりもします。

そんなクロダイですが、鯛という名前で皆さんが想像する真鯛とは習性が全く違います。

その大きく違う部分は生息している場所で

真鯛は割と水深がある沖の方で生息しているのに対し、クロダイは汽水域(海水と淡水の混じる場所)にまで

上がってくるのです。

 

そのため船に乗って釣りに行かないといけない真鯛よりも、陸から手軽にすぐに釣りができる

クロダイはとっても人気なのです。

そしてクロダイは雑食性という一面もあるんです。なのでクロダイを釣る人や地域によって

様々な餌でクロダイを狙うことができます。コーン、スイカ、芋、カニ、フナ虫、イソメ

こんな不思議なもので釣れてしまうのってクロダイってほんと面白い魚ですよね。

あとは警戒心が物凄く高く、少しの違和感をも感じ取り餌を食べなくなります。

食性は大胆なのですが、意外と臆病でもあるんです。

 

2.今流行りのチニングとは

 さて、1でのクロダイ(チヌ)の習性と生態でも説明させていただいた通り

クロダイは雑食性であるため、色々な餌で釣ることができます。それゆえに釣り方も多く存在します。

へち釣り、サビキ釣り、フカセ釣り、ぶっこみ釣り、かご釣り、地域によっては紀州釣りなど

有名どころだけでもこれだけあります。

その中でも今回は今とても流行っているチニングという釣り方を解説していきます。

チニングとは簡単にいうとルアーで狙うクロダイ釣りの事をいいます。

ルアーも様々でトップウォータープラグと言って表層で動かすルアーや、ジグヘッドにワームを付けて底を引いてくるボトムの釣り、もちろんミノープラグで中層でも食いついてきます。

活性が高いときは、表層から中層のものに反応がいいです。活性が低いときは底を

ジグヘッドでゆっくり引いてくるのが効果的と言われています。

 

そんなチニングはなぜ今人気が出てきているかというと、それはずばり、手軽!!!

これに尽きます。海釣りでこんなにも手軽にできる釣りはチニングだけといってもいいと思います。

まず餌が必要ないので手が汚れる事もなく臭くもなりません。これだけでめちゃくちゃいいですよね。

女性や釣り初心者の方にも優しいです。

そしてルアーは根がかりで無くなりますが餌のようにいちいち付け直したりしなくていいのも楽ですし

釣り自体に集中できてありがたいです。

 

 

3.最適なロッド選び

 チニングに最適なロッド(竿)の選び方ですが、これは好みやその人の性格にもよって変わってきますので

一概には決めつけることができないですが、初心者の方やこれからチニングをやってみたいと思っている方

はこの2つだけ抑えてください。

 

1つ目は【竿の先(穂先)が柔らかいもの】です。

チニング専用の竿ならほぼこういう作りになっているんですが

クロダイのアタリが繊細なのでそれをしっかり針に掛けられるようにするためなんです。固すぎてしまうと

針にかかる前に弾いてしまってせっかくのクロダイを逃がしてしまいます。

 

2つ目は【バット(根本の方)が固い、もしくはパワーがあるもの】です。

クロダイは70センチにもなり得る魚であり、引きも強烈です。なので竿全体が柔らかいような竿だと

大物のクロダイが掛かった時に釣り上げるのが厳しくなります。無理とはいいませんが

きついということです。

まとめると、先調子で竿の根本(バット)が固い竿がベストです。

この2つの要素さえ備わっていればだいたい大丈夫ってくらい大事な要素なのでロッドを選ぶ際は

ここを意識して選んでみてください。

4.超重要!!ルアー選択

チニングにおいてもっとも重要なのは餌となる、ルアーの選び方になります。

ここを適当にしてしまうとクロダイに会うことはできなくなります。

まずクロダイは体の割に口が小さいので、大きな餌やルアーを丸のみにして捕食する事は稀です。

普段狙っているのは、カニや貝など比較的小さめの餌を好んで捕食します。

なので、基本的にはクロダイ釣りには小さめの餌が有効だということです。

ルアーはたくさんの種類が存在しているので迷う方も多いと思います。ことチニングに関しては

一口で食べられそうなサイズを選ぶようにすると釣果にいい影響がでることになります。

ルアーのカラーを決める時は、水質が綺麗なところではナチュラル系の色で、

濁っているときはアピール力のある派手な色を選んでいただければ大丈夫です。

 

そして釣り場についてからルアーを選ぶ際には、この2つを基準に考えます。

それは1.天候 2.潮の状態 です。

 

4-1.天候

まず1.の天候によってクロダイの活性とクロダイの居場所は結構変わります。

昼間の太陽がでている時なんかはクロダイは少し深場に移動していますし、

曇りや雨の時には少し表層にいて餌を待ち構えているケースもあります。

なので、晴れている時に表層系のルアーをずーっと投げていても釣れる確率は高くありません。

ですから、底を釣ってくるボトムの釣り(ワーム)に変えてあげることです。

逆に曇りや雨で表層にいるクロダイは表層系のルアーにも中層を引いてくる釣りにも

好反応をしてくれることが多々あります。

 

4-2.潮の状態

そして2.の潮の状態もクロダイの活性に直接影響を与えます。

クロダイに限らずですが、海の魚は潮が動いているに活性があがりますので

そこを狙い撃ちしてください。特に中潮や大潮のように干潮と満潮の水位の変化が大きい日の

ほうが釣果に期待が持てます。そんな時はとてもチニングに適していて、表層系や中層系の

釣りにもたくさん反応してくれます。

 

まとめ。

天候や潮の状況を踏まえて、活性が高いと思う時は表層系のルアーから攻める。

そうでないならボトムの釣り(ワーム)をやってみて反応を確認する。

 

5.チニング初心者おすすめタックルとアイテム10選

ここではチニング初心者におすすめのロッドやリールやルアーその他アイテムをご紹介させていただきます。

これでもう迷う必要はありません。これを参考にして道具選びをしていただければと思います。

 

5-1.ロッド 

まずはロッド(竿)からです。チニングに必要なロッドの条件は3.で話させていただきましたので省略しますが

その条件に合ったロッドを3つご紹介します。

おすすめロッド1.チニングX 76МL(ダイワ)

入門編と言っては十分すぎるスペックを持ちながらも、この価格帯でこの軽さを実現していて文句なしのロッドです。76MLだととても汎用性が高いのでこの竿一つあれば色々な種類のルアーに対応可能です。

おすすめロッド2.ブレニアス 78ML(シマノ) 

こちらも低価格帯の入門ロッド的な立ち位置にも関わらず、シマノの独自の最先端技術の

スパイラルXとハイパワーXを盛り込み作り込まれています。この製法で作るとロッドの捻じれに対しての強度が上がり、キャスト(ルアーを投げる動作)がしやすく思い通りのところに投げられる頻度が増えますし、単純にロッドの剛性が高く強くなります。

おすすめ3.クロステージ黒鯛 CRX-782ML(メジャークラフト)

チニングを始めるにあたって候補にどうしても入れてしまうのがこのロッドです。

名前に基本性能は上の2つに負ける事もなく、バランスのいいロッドになっています。

 

ロッドは、この3つのどれかを選べば間違いはないです。もっと安い竿でもできなくもないのですが

せっかくのチニングですので楽しさを味わいつつ、取り込むところまで確実にもっていってほしいという願いから性能を落とさずに、気軽に購入できる金額を考え選ばせていただきました。

 

5-2.リール

では次からはリール編になります。チニングのリールに必要な要素は、ルアーの操作性を考えて軽いことと、クロダイのパワーにも負けない剛性の高さです。この2つを満たしているリールが望ましく、番手でいえば2000番~2500番で十分です。ではおすすめを3つご紹介します。

おすすめリール1.レグザLT2500 (ダイワ)

まずはダイワのレグザ。LTとはlight&toughの略でその名の通り、(軽くて、強い。)を実践しているモデルになります。その点もチニングに相性がいいです。まさにチニングのためのリールといってもいいくらいの代物でありながらリーズナブルなので、とても魅力的ですね。

 

おすすめリール2.21アルテグラ2500SHG(シマノ)

次に外せないのはシマノのアルテグラになります。このルールも歴史が古くとてもよく作り込まれていて人気のリールです。そして使い勝手がいいので、チニング以外の釣りにも使うことができます。バス釣りやシーバス釣りの方にも人気でおすすめのリールです。

 

5-3.ライン(糸)

次はライン(糸)編になります。魚と直接つながっているのはロッドでもなくリールでもなく

ラインになります。ラインも種類がたくさんありますので迷ってしまうと思うのですが、初めのうちはこれを基準に選んでいただければ問題なく釣りになりますので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。

まず、ラインには大きく分けて3種類あります。

●ナイロン ●フロロ ●PE

この3つです。これは素材の違いで、使い勝手も特徴も全然違います。

今回は初心者の方向けですので、この3つの中でも一番扱いやすくてバランスの良い

ナイロンに絞ってご紹介します。

 

1.GT‐Rウルトラ8lb~12lb(サンヨーナイロン) 

このラインの一番の特徴は根ずれの強さです。チニングは結構な確率で水中の岩や岸壁にラインがぶつかったり擦れたりしやすい釣りです。そうすると軟なラインでは一発で切れてしまいます。大事なルアーを失くしてしまうのは精神的にもきついのでできるだけ切れない強い糸が望ましいです。このGT‐Rウルトラを使っていればまずそういった根ずれで切れる事はほぼなくなりますので、ぜひ使ってみてください。

 

2.ジャストロン3号以下(ダイワ)

このジャストロンのいいところはそのラインカラーのバリエーションになります。

黄色、ピンク、黒、青、クリアとたくさんの色があるので、好みで選べる点がとてもいいです。チニングは時に繊細なあたりをラインで感じ取ったり、見て合わせたりもしますので、視認性のいい派手な色を選ぶと上達のスピードが上がるかもしれません。

 

5-4.ルアー

ではみなさんお待ちかねのルアー編です。

ここで注意していただきたいことがあるのですが、いくらおすすめルアーといえど、いつでもどこでもこれを投げていれば釣れるということはないのでご注意ください。なんでもそうですが適材適所で、フィールドの地形や魚の状況などによって使い分けが釣果を上げるのに必要なことですので、これを参考にしてその日の状況に合わせてセレクトしてみてください。

1.ポッピングダック(メガバス)

このポッピングダックはバス業界でとても人気のメガバスが本気でチニングのために作った逸品になります。まずサイズが60ミリと小ぶりでチニングに最高です、そしてレスポンスの良い小刻みなアクションが魅力なので活性の高い時や表層を意識している時なんかに積極的に使ってみてはいかがでしょうか。

 

2.ちびチヌムシ(ジャッカル)

これはジグヘッドに装着して使うワームになります。チニングをする上では欠かせないのがこのワームです。これを投げて底を引っかからないようにズルズル引っ張ってくれば間違いなく釣れます。

 

3.パワークラブ(マルキュー)

日本の餌釣りでマルキューは最強のメーカーです。その技術をワームに入れ込んでしまったのがこのパワークラブになります。もうほんとにこれは餌です。使い方も簡単で先ほど紹介したちびチヌムシ同様でジグヘッドに装着して投げて底のほうを巻いてくるだけで釣れます。

素材も生分解性のものなので環境にも優しいのもいいですね。

 

 

 

さて、早いもので、もう10選ご紹介してしまいました。

今回は初心者の方におすすめのもので構成させていただきました。まだ他にも色々なアイテムがありますので、ぜひ釣具屋さんなどに足を運んでご自身でも見てみてください。

そしてチニングは本当に面白くて奥が深い釣りなので、楽しんでいただければと思います。

 

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