この記事では、これから管理釣り場で釣りを始めてみたいと思っている方に向けて、必要な道具や釣り方、釣りがしやすい釣り場の見分け方をご紹介します。
<目次>
1.そもそも管理釣り場とは?
言葉の通り、「管理された釣り場」です。いわゆる釣り堀とも言われたりしますが、自然をよりそのままの形で、誰でも釣りやすいような場所にしている場所が管理釣り場(通称:管釣り)です。
自然の環境を残しながらも、トイレやレストハウス、売店、魚の処理場などの施設があり、比較的軽装で気軽に釣りを楽しむことができるため、釣りを始める環境としては十分で、客層は熟練した釣り人から会社でバーベキューを兼ねて利用する人まで様々です。そのため、初心者でも気軽に自然を満喫しながら釣りを楽しむことができます。
特に近年は管理釣り場を利用したエリアトラウトもブームになっており、都市部に住んでいる方でも手軽にトラウトフィッシングを楽しむことができます。
管理釣り場には「湖(ポンド)型」と「河川(ストリーム)型」の2種類のタイプがあります。(海水での管理釣り場もあります)
湖(ポンド)型
人口池や自然湖、ダム湖に魚を放流して利用できるようにしたのが湖(ポンド)型です。
河川(ストリーム)型
川の流れをせきとめて釣りができるようにしたのが河川(ストリーム)型です。
2.管釣りで必要最低限の道具
①ロッド(竿)
②リール
③ルアー
④ネット
⑤サングラス(目を保護するもの)
これだけあればとりあえず釣りは可能です。
3.釣りがしやすい管理釣り場の探し方
管理釣り場でも、初心者の方が釣りをしやすい釣り場、やりにくい釣り場があります。
その見分け方とは...
道具のレンタルがあるか?
竿・リールの他に、ネット・ビク(釣った魚を入れておく網)のレンタルがあるのかを確認しよう!
レンタル釣り具を利用することで初期コストがかなり抑えられます。
ただし、ルアーのレンタルはほとんど無いので事前に購入する必要があります。
釣り具(ルアーやライン、スナップやハサミ等)の販売はあるか?
ルアーの販売があるのか無いのかで初心者向けの釣り場か否かが分かれるといっても過言ではありません!
ほとんどの手ぶらOKの釣り場はルアー・ロッドの販売がされているところです。
4.釣り場に行くときに確認しておくべきこと
公式サイト・ブログ等を確認しておき、定休日や釣り大会が開催されているかを確認しよう。
管理釣り場なので定休日や何かしらのトラブルによる休業が予想されます。また、大会等で釣り場が貸し切りになってる場合もあります。事前の確認を必ずしよう!
注意事項を確認しよう。
管理釣り場なので海釣り等とは違い決められたルールがあります。ハーブレス・使用禁止ルアー・仕掛け等...
レギュレーションの確認は必ず行い、ルールは必ず守ろう。
バーべキューをする場合、食材は持ち込みか用意があるかを確認しよう。
釣り場によっては釣った魚をその場で捌いてバーベキューをすることができる釣り場もあります。食材を用意していただける釣り場と、持ち込みの釣り場もあります。
せっかくバーベキューをしようと思ったら食事がない!…なんてことにならないよう事前確認を行おう!!(著者は前科アリですw)
5.ルアーの使い方レクチャー
世の中に星の数程あるトラウトルアー。
その中でも一番スタンダードで一番使いやすいルアーが、「スプーン」と「クランク」。
この2つの基本的な使い方をレクチャー致します。
スプーン
釣りを始める前に、まずルアーを手前で泳がせてスプーンがクルクル回らないヒラヒラ泳ぎをするリールの巻き速度を確認し、その速度を覚えよう。
①まず表層から
覚えた速度で投げて着水したらすぐ巻こう。
水面下30cmを狙うイメージで巻いていこう。
②次は底(ボトム)
表層狙いを何投かして反応が無かったらら次は一番下まで沈めてみよう。
沈めるときに着水して何秒で底に着くか数えよう。
巻き速度は表層を巻いてきた時と同じくらいか少しゆっくりくらいで巻こう。
③最後は中層
底でも反応がなければ次は中層を引いてみよう。
投げて10秒で底まで着水なら4~5秒で巻き始めよう。
それでも反応がなければルアーを変えてみよう!スプーンなら重さを変えるか色を変えるか…別の種類のルアーに変えるか…
クランク
基本的に投げて巻くだけ、スプーンの釣りと殆ど変わりませんが唯一の違いは種類によって潜る深さが違うということ。
・表層を巻く場合ならサブサーフェス系
・中層を巻く場合ならMR(ミドルランナー)
・底を巻くならDR(ディープランナー)
巻く速度はブルブルが程よく感じるくらい。(メトロノーム270BPMくらいのブルブル速度ww)
スプーンと違い、クランクは投げて巻くだけで簡単に狙いたい深さを巻くことができるので誰でも簡単に釣りをすることができます。
6.竿とリールどちらにお金をかける?
道具を揃える際に「竿とリール、どちらにお金をかけたらいいですか?」というご質問があると思います。
著者的には圧倒的に「リール」にお金をかけてください!!
竿はぶっちゃけ1000円の物でも使えます。ですがリールはドラグ性能が良くないと使い物になりません。
(ドラグとは、魚とのやり取りの際、魚が走った時に竿が曲がってこれ以上曲げれなくなった時に糸がジリジリと出ていく機構のこと。)
なぜここまで重要かというと、糸の太さにあります。
サビキ釣りや投げ釣りは、2~4号の太さの糸を使用するのに対し、管釣りは0.6~0.8号の太さの糸を使用することが多いです。なのでちょっと強く引っ張ってしまえばすぐに切れてしまいます。その時にリールのドラグ性能が重要になってきます。
魚の引っ張りに対して滑らかに糸が出ていくリールを選ぼう!!
7.最後にお願い
最後に釣りをする上でこれだけは絶対に守ってください!
・ゴミを捨てない
・他人に迷惑をかけない
・挨拶は笑顔で
この3つを守り、フィッシングライフをより良いものにしましょう!! Keep casting...
<参考>
今さら聞けないエリアトラウトのキホン:「ポンド型」と「ストリーム型」 https://tsurinews.jp/158415/
初心者必見!管理釣り場でのルアー釣りは簡単で誰でも楽しめる! https://www.naturum.co.jp/contents/scene/kanritsuriba/